特殊能力者ここに集結!!
超ド級ヒーローアクション!!
『僕のヒーローアカデミア』 堀越 耕平(集英社)
バトル・アクション / SF・ファンタジー
『僕のヒーローアカデミア』
©堀越 耕平/集英社
あらすじ
多くの人間が“個性”という力を持つ。だが、それは必ずしも正義の為の力ではない。しかし、避けられぬ悪が存在する様に、そこには必ず我らヒーローがいる! ん? 私が誰かって? HA―HA―HA―HA―HA! さぁ、始まるぞ少年! 君だけの夢に突き進め! “Plus Ultra”!!
世界総人口の約8割が超常能力を持っており、その力を駆使し人を助ける職業としてヒーロー確立が脚光を浴びている世界が舞台。かっこいいヒーローになることを夢見て生きてきた無個性の主人公、緑谷出久。偶然No.1ヒーロー・オールマイトと出会い、ヒーローとしての資質を見出だされ、最高のヒーローを目指し、養成学校へと進学する。ユニークな個性を持つ同級生たちと、互いに高め合いながら成長していく。
ヒーローマンガということもあり、アメコミ風の作画になっています。作風やさまざまなヒーローの個性も魅力的ですが、何より無個性の主人公・緑谷出久のヒーローに対する真っ直ぐな心が魅力です。
無個性を理由にヒーローを目指すスタートラインに立つことすら馬鹿にされるなか、彼は決して夢をあきらめません。周りの言うことなんて気にするな、上見て突き進めと自分に言い聞かせながら、まわりの心無い言葉に傷つき、落ち込んでいきます。そんな中、敵が人を襲っているところに出くわした主人公は、助けを求める顔を見て思わず敵に立ち向かっていきます。
主人公の努力・信念に毎回心をゆすぶられ、感動で涙します。周りから見れば要領の悪いことでも、ひとつずつ自分のできることをやっていく主人公の姿に自分を見つめ直すきっかけをもらったように感じます。